学校長の挨拶

 

理事長・校長

 12月に入り、平成28年も残すところあと少しとなりました。

 中学・高校とも生徒募集活動もほぼ終了し、あとは受験者の出願を待ち、年明けてすぐの中学校入試から始まり、中学・高校合わせて4回の入試を1ヶ月間で行うことになります。学校にとって1年の中で最も緊張する時期を迎えます。学校に対する評価がくだるときです。
 生徒も先生たちもよく頑張っています。来年4月にたくさんの仲間を迎えられることを願っています。

 「えっ、清和に男子がいるんですか?」という声をまだ聞くことがあります。
 平成10年に特別進学科と中学校に男子を受け入れ共学にしました。長い女子教育の歴史の中で培ってきた叡智を結集し、それを男子に拡大していこうと長い時間をかけ議論し決断をしました。少子化による生徒数減に伴い受験者の絶対数を確保するためにとった策でしたが、4月、特別進学科に20名、中学校に10名の男子が1期生として入学してくれました。その後、平成19年に男子の枠を英進科(現探究文理科)にまで拡げ、現在に至っています。
 今では男子の数も中学・高校合わせて330名ほどになり、中学校で32%、特別進学科で37%、探究文理科で30%を占めています。学校全体では四分の一が男子という計算になります。 女の園に飛び込んできてくれた男子1期生たち、清和に新たな歴史を刻んでくれました。 特進科には専願できてくれた生徒や佐賀西、致遠館など県立高校を合格後に清和を選んできてくれた生徒もいて、個性あふれる人材でした。「教育環境がよかったから」「1期生として鍛えてもらえると思ったから」「自分は少人数のところが向いていると考えたから」など、入学当初の面談で語ってくれた入学の理由が心に残っています。
 特進科1期生は20人中8人が現役で、九州工業大学、佐賀大学、鹿児島大学など国公立大学に合格しました。中学校の1期生もそれから3年後、10人中5人が現役で広島大学、佐賀大学、長崎大学などに合格しました。
 よく固まって集団で行動していた男子ですが、学校行事等で男子らしさを発揮し、今までにない活気と元気を与えてくれ、女子と切磋琢磨しながら新しい伝統をつくってくれました。
 私も担任として関わった1期生たちですが、今、年齢は30~33歳ぐらいでしょうか。県庁や市役所、学校、銀行、福祉施設、建築会社など、全国に散らばりそれぞれが進んだ場所で中堅として活躍しています。
 彼等の勇気ある決断に感謝し、彼等の幸せな人生を願い、これからも応援していきたいと思います。

  今年も生徒の活躍がたくさんありました。冬の全国大会、23日から東京で始まるウィンターカップにバスケットボール部が、25日京都で開催の全国高校駅伝に陸上部長距離が、年明け4日から東京で開幕の春高バレーにバレー部が、今年も揃って出場します。全国で上位を狙うには厳しい戦いを制さなければなりませんが、日頃の真摯な練習姿勢を最後まで保ち、全国の壁に全力でぶつかってきてほしいと思います。選手たちの健闘を祈るとともに、みなさまの温かいご声援をお願いいたします。

 男子1期生が立ち上げたサッカー同好会は当時はぎりぎりの人数で公式戦では1勝もできませんでしたが、彼等の精神を受け継いだ後輩たちの頑張りもあり、現在では大所帯になりベスト8以上も狙えるチームへと力をつけてきています。油断することなく練習を積み、上位の壁を乗り越えて、歴史をつくっていってほしいと思います。
 女子校としての清和も清和であり、男女共学の清和も清和です。男女の良さを互いに認めあうなかで、これからも清和は進化し続けるでしょう。

 新年も私学として教職員一丸となり頑張って参ります。変わらぬご支援をお願いいたします。
 みなさま良いお年をお迎えください。

  

2016年12月1日  校長 陣内恵二

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