学校長の挨拶

 

理事長・校長

 今日から9月が始まります。
 暑かった夏休みですが、生徒たちは大きな事故もなく、28日の始業式には元気な姿を見せてくれました。
 始業式では今年も、たくさんの表彰がありました。文化部も運動部も県内の大会や九州、全国の大会で活躍してくれました。東京で開かれた第65回NHK杯全国高校放送コンテストでは朗読部門で全国7位相当の優良賞に輝き、インターハイではバレーボール部が佐賀県女子で初となる全国ベスト8進出を果たし、陸上では400mHと5000m競歩で全国5位と6位に入賞するなど、全国大会での上位進出や上位入賞は、県内で同じ競技に取り組む人たちはもちろんですが、競技の枠を越えて、日頃熱心に部活動に取り組んでいる人たちにも感動や勇気、そして希望を与えたと思います。指導の先生方とその指導に応えた生徒たちの気持ちが一つになった結果だと思っています。また、物心両面でご支援いただいた保護者のみなさまにも感謝いたします。
 教育にとって、夏は特別な時期と言われます。植物たちが日の光を浴びて大きく成長するように、生徒たちもまばゆい光を浴びて、一人ひとりが持つ個性や能力を伸ばす時です。夏休み中には、補習授業や部活動、清和祭の準備などに一生懸命に取り組んでいる様子が伝わってきました。生徒たち一人ひとりがこの期間に大きく成長してくれたものと信じています。実りの秋が期待できます。

 テレビではアジア大会での日本人選手の活躍が連日報じられています。
 高校生アスリートも活躍し、東京オリンピックに向けての強化が着実に進んでいるようです。その日本スポーツ界ですが、ここ最近、残念なニュースが続きました。女子レスリングのパワハラ問題、大学部活での許されない危険行為やパワハラ、ボクシング界での助成金の不正流用や判定への介入、アジア大会でも活躍に水を差すような男子バスケット選手の不適切行為など、惨憺たるありさまです。権力を持った指導者の横暴、勝つためなら何をしてもいいという勝利至上主義の蔓延、それをおかしいと言えなかった周囲の責任、選手個人の自覚など。一部の人たちが起こしたことでしょうが、スポーツが好きでひたむきに努力し頑張っている人たちが受けたショックは計り知れません。同じようなニュースはもう二度と見たくも聞きたくもありません。日本代表となる選手、それを育てる指導者、誰もが憧れる存在です。選手と指導者の関係を問い直し、スポーツ本来の目的を今一度原点に返り考えることが大切です。
 かつてどのオリンピックだったか、金メダル以外は意味がない、という発言をした日本代表選手がいました。私はそれを聞いて違和感を覚えたことを今でも思い出します。間近に迫る東京オリンピックではメダルをいくつ獲得するかに日本中の関心が集まるでしょうが、それよりもスポーツそのもののすばらしさやオリンピック憲章にこめられた思いを競技を通して見たいものです。がんばれ、ニッポン。

 この夏、三重でのインターハイ応援の後、長野での全国総文祭の会議や視察を終え帰路につきましたが、羽田空港で嬉しいことがありました。うん、この人はもしかしてあの人では、とベンチに座り音楽を聞いていた人に思い切って声をかけました。「カズさんですか。」すると、「はい」と、かけていたメガネとマスクを外して、イヤホンもとられ、にっこりと、キング・カズことプロサッカー選手の三浦知良さんが目の前に。試合ですか、写真撮ってもいいですかと、ツーショットで一枚。頑張ってくださいと握手までしてもらいました。お礼を言って離れましたが、その紳士的な対応にさすがいつまでも愛されるカズさんだと感じました。その発言から生き方まで見習いたい日本サッカー界のレジェンドです。憧れの人との写真はこの夏の宝物になりました。

2018年9月1日  校長 陣内恵二

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