理事長の挨拶

 

佐賀清和学園理事長 富吉賢太郎

早くも暦は11月。あの夏の暑さを忘れ、もう霜が降りる季節になったと言うことで、この月には「霜月」という呼称がある。ついでに、10月の異称は「神無月」だったが、11月は、出雲に行っていた神々が帰ってきて、それぞれの神社に収まる月ということで「神帰月(かみかえりつき)」と呼ぶことも‥‥。

さて、佐賀もそうでしたが、関東・東北の台風被害のすさまじさに胸がいたくなりますが、佐賀市で開かれた「SDGs官民連携円卓フォーラム」に参加しました。環境や貧困問題など様々な地球課題に対して総合的に国や地域で取り組もうという国連目標をどうすれば達成でき、持続可能な世界になるか考える会議です。

S(sustainable)D(development)Goals [持続可能な開発目標]

国連の17の目標は「自然の価値」「人の価値」「インフラの価値」に分かれており、例えば「人の価値」、人的資本は教育と健康です。どんな教育を受けるか、受けないかで人の将来が変わる。また、感染症や大気汚染で人の寿命が大きく変わる。ならば、どんな教育を目指すか、どんな取り組みが健康を守るかを考えなければなりません。

ここでは詳しくは書けませんが、会議の共通認識は「SDGsに対するきちんとした認識と理解がないと、これからの時代、人は生きていけないし、学校も企業も成り立たない」ということ。

中学と高校の入学説明会に参加してくれた多くの受験希望者の将来と、保護者の期待に応えられる教育に全力をあげたいと考えます。

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「佐賀清和学園」は1911(明治44)年4月、佐賀市与賀町に校主内田清一氏が創立された「私立実科女学校」が始まりです。その後、1924(大正13)年に「佐賀清和高等女学校」と改称。戦後の学制改革に沿って1948(昭和23)年「佐賀清和高等学校」となり、現在の学校法人となったのは1951(同26)年のことです。
近代日本の歩みそのままに明治、大正、昭和を経て平成から令和と、時代の変化に対応して今日にあることを誇りに思い、改めて本学園の歴史と伝統の深さ、重さを感じております。
女子教育から男女共学へ。また佐賀県内ではいち早く中高一貫教育に取り組んだ本学園の建学の精神は「人間性の涵養」。教育理念は「明」。そして、生活実践は「和顔愛語(わげんあいご)」。

学業の向上だけでなく、人として一番大切な教養・品格、礼儀・作法を身につけること。また「明」とは、自分自身へリフレインする「聡明であれ!」「明朗であれ!」という心のありよう。そして日常の合言葉は「常におだやかな笑顔と思いやりの言葉を」
中学、高校時代。長い人生において、この時期ほど心身の成長著しい年頃はないと思います。歓喜の達成感もあれば、時として打ちのめされるような挫折感を味わうこともあるでしょう。そのすべてが後々、「清和」に縁あった子どもたちの宝物になるような教育を心がけたいと思います。

2019年11月1日  理事長 富吉賢太郎

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