学校長の挨拶

 

佐賀清和学園校長 陣内恵ニ

12月を迎えました。
  長かった2学期も間もなく終了です。この時期、先生たちは成績処理や保護者面談など、「師走」と言うにふさわしい忙しさを迎えます。生徒たちにとっては、クリスマスや大晦日、新年を迎える準備など、楽しみが増えるときでもあります。

さて、12月は1年間を振りかえり、次の新しい年に向けて計画を練るときです。
  先月、佐賀県で高校生によるSNS上での不適切動画が問題になりました。学校で動画を撮り、投稿、拡散、そして、炎上。学校では生徒たちにスマホの適切な利用を含め、使用についてはモラルの部分を指導しています。それでもこういう問題は起こります。とても残念ですが決して他人事ではありません。どこの学校にも、いつ起こるかわかりません。私たち教員は、今回の内容は大きな人権問題であるということを受け止めなければなりません。
  こういった非常識な行動を投稿するのは、「いいね」ほしさであり、人に認められたい気持ち、賛同を得たい、他者に勝りたいという気持ちがあるからだ、と以前新聞にありました。
  私たちは関係性の中で生きています。相手が自分をどう見て評価しているのか気にする前に、自分は相手をどう見て評価しているのかを考えることも大切です。
  スマホに代表されるようなICT機器の登場により便利な社会になりました。私たちはその便利さを享受しているわけですが、それに伴い、それを扱う人の価値観や何が豊かであるかの基準が大きく変わったのでしょうか。便利さが増すにつれて、人としての心が失われてはいけません。
  まわりから認められる方法はいくらでもあります。相手を傷つけたり、おもしろ半分の行為や行動がいかに愚かなことであるかを丁寧に教えていく必要があります。相手の気持ちを考える想像力の大切さを教えなければなりません。その役割を担うのは、家庭であり、学校であり、私たち大人です。

間もなく令和元年も終わり、新しい年を迎えます。希望に満ちた年になることを祈ります。

   

2019年12月1日  校長 陣内恵二

 

佐賀清和学園

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