学校法人 佐賀清和学園

校長あいさつ

Headmaster greeting

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5月になりました。

5月になりました。4月当初の始業式と入学式で新年度がスタートして2週間、「緊急事態宣言」の対象拡大を受けて、本校では4月20日から臨時休業に入りました。5月5日、佐賀県が5月14日からの学校再開を示しましたので、本校は5月11日から13日にかけて学年別の登校日を設定し、5月14日から学校を再開します。学校を再開し生徒諸君と顔を合わせることができることをとても嬉しく思いますし、本校生徒たちを感染から守っていただいている皆さまのご配慮とご協力に心から感謝申し上げます。

新型コロナウィルス問題を機に、いろいろと見えてきたことがあります。今年になって感染拡大が世界規模で急速に進み、日本国内の感染も3月中にはほぼ全都道府県に広がりました。人と人とはこんなにもつながっている。知識として分かっていたはずのグローバリゼーションの中に自分たちが生きていることを改めて実感しました。また、ステイホーム、休業、その他さまざまな活動自制をともなうソーシャルディスタンスを意識するごとに、人が人とつながるということが人間にとって本来的な営みであることを痛感しました。

今回のソーシャルディスタンスは、みんなでみんなを守り合う、相互に配慮しあう行動で、感染拡大防止に大きく貢献したことは確かだと思います。心から敬意と感謝を表したいと思います。一方、行動の自制と同時にほとんどの人は不安、不信、苦痛、いら立ちをなどのマイナスの感情を抱えてしまう。それはどうしようもなく自然なことだと思います。しかし、その不安などの感情をどんな形で表現するかは別問題です。人に対する敬意を忘れて、感染者や弱い立場の人への非難や攻撃、偏見、差別につながる言動にならないようにしなければなりません。

そのヒントになるかも知れないこととして、例えばアスリートやアーティストらが人々を勇気づける発信をしています。彼らは彼らで本来の仕事ができない、練習もできない、仕事の再開の目途も立たない中、不安や不満そして苦痛を抱えて辛い日々を過ごしているに違いありません。しかし、その不安な気持ちを抱いているからこそ、希望をしっかりと握りしめて、人々を勇気づける発信をしている。私にはそう思えます。バトンを渡すリレー方式や別々の場所で歌った歌を合わせてハーモニーを作り上げるなど、チャレンジあり、ユーモワあり、アイディアあり、技あり。そして何よりも見る者を元気づけようという思いを私は感じました。(私は、歴代お兄さんお姉さんのリモートによる「ぼよよん行進曲」で、よどんだ心が洗い流されました。)

不安などのマイナスの感情は当然にあるのだけれども、それを打ち消し否定するというよりは、受け止めたうえで希望をもってみんなで一緒に乗り越えていこうという、もう一度共感と勇気を奮い立たせ共に生きていこうというメッセージへと転換させていく力。今を生きるために必要な知性あるいは教養とはこういう力ではないか。これは本校がめざす人間性の涵養につながる発見でした。

学校が再開しても、「緊急事態宣言」そのものが解除されたわけではありません。感染収束に向けて、まずは自らの健康管理。手洗いやマスク着用、ソーシャルディスタンスをとるなど自制行動など感染拡大防止のためにできることは、依然継続が必要です。引き続き、共に頑張りましょう。皆様のご協力をよろしくお願いします。

2020年5月8日 校長 土井 研一

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