学校法人 佐賀清和学園

理事長あいさつ

Chairman greeting

理事長

2020年3月

『次郎物語』は佐賀が生んだ偉大な作家、社会教育者でもあった下村湖人(1884―1955年)の自伝的長編小説。これを原作にした映画「次郎物語」は1987年の製作だが、その主題歌を依頼された歌手さだまさしさんが、「この名作と対峙できるのはこれしかない」とチェコの作曲家スメタナの壮大な交響詩「わが祖国」の中の「モルダウ」に詩を乗せて完成した。

“チェコの象徴”といわれるモルダウ川の雄大な流れに負けないさだまさしさんの詩を卒業する皆さんに送りたい。

「苦しい時こそ意地を張れ 目をそらさずに雨を見ろ 泣かずに雨を集めて そして 男は大きな河になれ」「喜びは人と分かちあえ 悲しみは人に預けるな 許せる限り受け止めてやれ 女は大きな海になれ」。この詩は、原作にほれ込んだ、さだまさしさんのこん身の詩だと思っている。

この歌、春三月、卒業の季節にぴったりの歌だと思うからである。中学校、高校を巣立って、誰もが新しい道を歩きだす。夢膨らませ、胸躍る一方で不安もよぎる。そんな時、この歌が応援歌になるはずだ。「寂しいのは一人だけじゃない 歩けば転ぶ けがもする そこで捨てたら負けになる」

苦難に屈せず、時代に流されず、常に自分を見つめ、さあ、みんな“大きな河”になれ!。

 ◇       ◇

「佐賀清和学園」は1911(明治44)年4月、佐賀市与賀町に校主内田清一氏が創立された「私立実科女学校」が始まりです。その後、1924(大正13)年に「佐賀清和高等女学校」と改称。戦後の学制改革に沿って1948(昭和23)年「佐賀清和高等学校」となり、現在の学校法人となったのは1951(同26)年のことです。

近代日本の歩みそのままに明治、大正、昭和を経て平成から令和と、時代の変化に対応して今日にあることを誇りに思い、改めて本学園の歴史と伝統の深さ、重さを感じております。

女子教育から男女共学へ。また佐賀県内ではいち早く中高一貫教育に取り組んだ本学園の建学の精神は「人間性の涵養」。教育理念は「明」。そして、生活実践は「和顔愛語(わげんあいご)」。

学業の向上だけでなく、人として一番大切な教養・品格、礼儀・作法を身につけること。また「明」とは、自分自身へリフレインする「聡明であれ!」「明朗であれ!」という心のありよう。そして日常の合言葉は「常におだやかな笑顔と思いやりの言葉を」

中学、高校時代。長い人生において、この時期ほど心身の成長著しい年頃はないと思います。歓喜の達成感もあれば、時として打ちのめされるような挫折感を味わうこともあるでしょう。そのすべてが後々、「清和」に縁あった子どもたちの宝物になるような教育を心がけたいと思います。

2020年3月1日  理事長 富吉賢太郎

≫最新のあいさつへ戻る

理事長写真

アクセス

お問合せ

佐賀清和学園

佐賀清和中学校・佐賀清和高校

TEL 0952-37-5400

info@sagaseiwa.com

〒849-0919 佐賀県佐賀市兵庫北2丁目14-1