お知らせ
お知らせ
中学校
学園全体
2025.08.02
平和集会
7月30日(水)の3、4時間目に平和集会を行いました。
戦後80年を迎える2025年。多くの犠牲者と苦しみを生んだ戦争や原爆を経験した世代から実体験を聴く機会が減りつつあります。だからこそ、中学生となった今でも平和について考える時間を大切にしています。
3時間目には社会科の大石先生の講話を聴きました。講話の中で、語り部として被爆体験を伝える活動をされた沼田鈴子さんの「アオギリの木の下で」を読み、沼田さんの想いや伝えたかったことについて考え話し合う時間がありました。この話の中に、「相手の痛みのわかる心を持てば、決して戦争も起きないんじゃないかと思う」とあり、相手の痛みが分かる心とは何かという問いで大石先生は「思いやる気持ち」「思いやりとは相手をイメージすること。これからは想像力が必要」と述べられ、生徒たちもうなずきながら聴いていました。
4時間目には生徒会役員が発表を行いました。原爆が投下されたときの映像を見て被害の甚大さを知ったり、海外の方が受けた平和教育についてインタビューした動画を見て戦争や平和に対する共通認識を図ったり、平和のために必要なことは何かを考えたりしました。
今回の発表にあたり、生徒会役員の皆さんは入念にリハーサルを行って集会に臨み、心のこもった発表に生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。集会の最後には自分にとっての平和とは何かを考え、自分たちでできることについて考えました。
被爆国として、もう二度と悲劇が起こらぬよう、戦争や原爆の悲惨さ、命や平和の尊さを改めて世界に伝えていく必要があります。世界の平和は、誰しもが望む大きな目標であり、一方で困難な課題でもあります。何事も一歩から。まずは、自分の周りの小さな平和から始めていきましょう。