ごあいさつ
理事長あいさつ
かつて日本が世界に誇った三本柱は「教育」「官僚」「勤勉」。つまり「国民の教育がしっかりしていた」「志を持った優秀な官僚たちがいた」そして「日本人はとにかく勤勉だった」と言うことです。時代の流れの中で今や揺らいでいる柱があるかも知れませんが、いつの時代でも教育ほど大切なものはありません。この国の宝物である子どもたちに、どんな学びの機会をつくってやれるか、このことをいつも考えます。
佐賀清和学園は近代日本の歩みそのままに明治、大正、昭和を経て平成から令和と、時代の変化に対応して今日にあることを誇りに思い、改めて本学園の歴史と伝統の重さを感じております。
中学から高校時代。この時期ほど心身ともに成長著しい年頃はないと思います。清和で学ぶすべての子どもたちに身につけてほしいもの。それは、どんな人をも大切に思えること。誰にも臆せずきちんと自分の意見が言えること。そして、何事にもくじけない強さと、学力に裏打ちされたたくましさです。学園生活を送る中で、歓喜の達成感もあれば、時として打ちのめされるような挫折感を味わうこともあるでしょう。そのすべてが後々、「清和」に縁あった子どもたちの宝物になるような教育を心がけたいと思います。
※適宜、更新しておりますコラム「淸和の窓から」「本のある風景」も同時に開いてもらえたら幸いです。