お知らせ
校内英語暗唱大会(中学校)
0月4日(土)に校内英語暗唱大会を行いました。
この大会は指定された英文を暗唱し、発音やイントネーション、表現力などを審査します。9月下旬にクラス予選を行い、大会には各学年の代表3、4名が登壇しました。
練習が始まったのはなんと7月!暗唱するためには長い準備期間が欠かせません。休み時間を利用して英語科の先生からチェックを受けたり、英文の意味を理解したり、内容に合った表現をするための発音や抑揚を学んだりしました。今回の課題文となった英文は、1年生「The Restaurant with Many Orders(注文の多い料理店)」、2年生「Alice and Humpty Dumpty(アリスとハンプティ・ダンプティ)」、3年生「I have a dream(I have a dream キング牧師より)」でした。1年生のクラス予選の様子を見にいったところ、暗唱の途中で英文を忘れると、発表を聞いていたクラスメート全員がすぐさまジェスチャーをしてヒントを教えており、最後まで暗唱できるように応援する光景がとても印象的でした。
クラス予選の段階から緊張した様子でしたが、大会では全校生徒の前での発表となり、緊張感はより一層高まります。しかし、10名の代表者はそのドキドキにも負けない堂々とした暗唱を披露してくれました。また、今年度から暗唱する英文とその日本語訳をスライドで映し、聞く人も目と耳で暗唱する内容を理解できるようにしました。英語科の田中先生は、「1年生は、初めての経験で緊張もありながら物語の恐怖感を表現できていた。2年生は、海外の童話ということもあり台詞や童謡があったが、感情を込めて発表してくれた。3年生は、キング牧師の実際の演説の様子を、ジェスチャーを入れながら暗唱の中で見事に再現していた。」と講評されました。
慣れない英語であったにもかかわらず、英語特有の響きやニュアンスを大切にしながら暗唱する姿に、非常に感心しました。日本語の特徴や良さを理解しつつ、他国の言語が持つ特徴や違いに興味を感じることに、国際理解や外国語学習の面白さが潜んでいるかもしれません。この英語暗唱大会が、生徒の興味を引き立てる一助になることを期待しています。