１０月３日５時間目　人権同和教育講演として1996アトランタパラリンピックマラソン金メダリスト栁川春己さんをお迎えし、本校職員で30年近く栁川さんの伴走者をしている飯盛清彦先生との対談を行いました。

もともと汗を流すのが大好きな栁川さんはマラソンのみではなく野球、柔道、社交ダンスと様々なスポーツを楽しんできました。

そんな栁川さんですが鍼灸院を営みながら「はるみガイドサービス」という派遣会社の社長も務められています。これは障がい者が健常者のように観光などを楽しめるようにと起業したそうです。

そんな前向きな栁川さんの話を聞いて、体が不自由な人が頑張っているのだから、普通の生活が送れている私たちはもっと頑張らなくてはという感想は、上から障がい者を見ているということを気づかされました。SDGs１０「人や国の不平等をなくそう」を目指して、見た目で決めない。様々な障がいを持っている人に対して困っていたら声をかける社会になってほしいとの願いが込められた対談でした。

最後に生徒会長がお礼の言葉の中で、「全盲の栁川さんから一人の栁川春己さんに距離がぐっと縮まった」と感想を述べました。少しでも共生できる社会に繋がればと思います。