お知らせ
中学校かるた会
12月6日(土)に中学カルタ会を開催しました。
清和の伝統である「清和百首」は、和歌や短歌に親しみ豊かな感性を磨く目的で万葉から現在に至るまでの名歌を集めたもので、日々の国語の授業や和歌テストで取り入れられています。緑色の表紙が特徴的で、清和の卒業生でもある先生方も時々懐かしそうに読まれています。なんと、清和を卒業して数年経った今でも和歌を覚えているそうで、「歌に込められた想いや情景を思い浮かべると覚えやすい」とのことです。
今回は学年別にリーグ戦を行いました。お互い向かい合って礼をした後は、読み手である国語科の先生の声に耳と集中力を研ぎ澄ませます。上の句から順に読まれ、下の句が読まれると一斉に見回して札を取り始めます。ですが、日頃の学習の成果もあってか上の句で取り始める生徒もちらほら見られ、敵味方関係なく賞賛の拍手を送る場面もありました。ちなみに、土岐善麿の「輪転機今こそ響けうれしくも東京版に雪のふりいづ」だけは上の句を読み始めて刹那に札を取る音が鳴り響き、歓声や落胆する声が会場に広がりました。昨年度と同様、この現代的な歌は皆さんの印象に残っているようです(笑)。この日の佐賀県は最低気温0℃を観測するほど非常に冷え込んだ1日でしたが、あまりの熱中ぶりに上着を脱ぐ生徒もいました。
講評として国語科の八坂先生は、「4月の北山合宿でカルタ会を開いたときに比べて、1年生は札を取るスピードが格段に上がった。2・3年生も継続して勉強しているため白熱した札の取り合いが繰り広げられた。上の句で札を取れるようになるともっと楽しくなるため、これからも情景を思い浮かべながら勉強していきましょう。」と締めくくられました。また、開催にあたり文化部が札の枚数確認やリーグ表の作成などの準備を進めてくれました。文化部の皆さん、本当にありがとうございました。
3学期の始業式の日には佐賀清和学園全体の新春カルタ会があります。決勝戦に進出すると高校生との対決もありますが、中学生の大躍進を期待しています。
