清和の窓から

2026.03.23

理事長コラム「清和の窓から」129 本を読みましょう!

本を読みましょう!

中高生になれば、自分の考えをきちんと相手に伝えることができるかどうか、これはとても大切なことだと思いますが、これについて、前の鳥取県知事で国の総務大臣を務めたこともある片山善博さんが、「その基本は読書である」と言われたことをよく覚えています。

片山さんが伊万里市を訪れ、「自分を本好きな人間にしてくれた両親に感謝している」と自らの読書体験を披露する中でのことだった。そして、こんな面白いエピソードも披露された。

片山さんの両親はよく本を買ってくれたが、いつも二つ年上の兄と取り合いになる。当然、力では負けたが学校から帰るのは兄よりも早かったから“鬼”のいない間に一気に読んだ。遅れて帰った兄が宿題を済ましたあと、やっと本を手にした横で、あらすじを大声でばらしてけんかの仕返しをした―という。片山家の何とも面白い、温かい様子が伝わってきますね。

片山家の子どもたちは、こうやって速読、多読の技が身に付き、読書が生活習慣となったが、片山さんは「最近は本を読まないという生活習慣病にかかっている人が多いようだ。これは由々しきことで、生活習慣病はじわーっと体を蝕み、後で取り返しのつかないことになる」とも言われた。

さて、日本の若者たちの読書離れが年々深刻さを増しているようです。先日、大学生の1カ月の書籍代が970円で初めて1000円を割り込んだ-とニュースを見て驚きました。自慢じゃないですが私は大学時代、仕送りの3分の1ぐらい本代に使っていましたから・・。もちろん、考え方は人それぞれでいいし、また時代も違いますから、「こうあるべし!」とは言えませんが、本に親しむ生活習慣は、いつの時代でも大事な気がします。

片山さんは、自分の6人の子どもたちにも自ら読み聞かせを実践。毎日読んで寝かしつけた子どもたちも物心つくころには、いつも本を手にする生活習慣が身に付いたそうです。

いかがでしょう!

春休みは自宅で読書。そして新学期になったら、清和での学園生活の中に図書館を楽しむ時間を少しだけ入れてほしいですね。何か、新しい自分の発見があるかも知れません。

理事長 富吉賢太郎


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