清和の窓から

2024.08.01

理事長コラム「清和の窓から」96 「夏休み」と「少年時代」

「夏休み」と「少年時代」

 

 

夏休みですね。夏休みは、いくつになっても待ち遠しい。ということで、私の大好きな夏休みの歌を2曲だけ紹介しましょう。

最初は曲名もズバリ『夏休み』。作詞・作曲は、私たちの時代では誰もがあこがれたフォークシンガー吉田拓郎さんです。

 

麦わら帽子はもう消えた

たんぼのカエルはもう消えた

それでも待ってる夏休み…

 

絵日記つけてた夏休み

花火を買ってた夏休み

指折り待ってた夏休み…

 

誰でもすぐ覚えられるやさしい、いい歌です。夏休みを心待ちしていた子どものころを懐かしく振り返り、夏休みへのときめきとあこがれをしっとりと歌いあげています。
この『夏休み』と並ぶ名曲、これも大好きな井上陽水の『少年時代』。やはり楽しい夏休みを思い起こさせる歌です。

 

夏祭り 宵かがり 胸の高鳴りにあわせて

八月は夢花火 私の心は夏模様・・・

夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれに さまよう

青空にきざまれた 私の心は夏模様・・・

 

こちらも遠いふるさとの〝夏回顧〟ですが、吉田拓郎の『夏休み』とは違って、メロディーはどこか切ない短調の曲。夏休みの初めてはなく、夏の終わり、夏休みの終わるころ聞いたらたまらない。
ヒマワリ、スイカ、かき氷。海水浴、夕立、セミの声・・・。連日猛暑が続いていますが、そのうち、朝夕は必ず気温が落ちて、涼しさを感じるようになるはずです。季節のつなぎ目は、これから来る季節と、去っていこうとする季節が行きつ戻りつ混じり合い、心模様も人それぞれに揺れていくのです。
夏休みの宿題、頑張りましょうね。

理事長 富吉賢太郎


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