ごあいさつ
佐賀清和学園は、創立110周年を迎えました。
佐賀清和学園はこの4月、創立110周年を迎えました。明治44年(1911年)、内田清一氏が「私立実科女学校」を設立。以来、その思いが受け継がれて110年。現在、佐賀清和中学校・佐賀清和高等学校として、教育活動を展開しています。
本校の建学の精神は、「人間性の涵養」。教育理念として「明」の精神を掲げています。「明」とは聡明の明、明朗の明。学業に励み、礼儀正しく情操豊かな教養を身につけ、聡明で明朗な人物を育てることをめざしています。
私たちは創立110周年にあたって、110宣言として「改めて、確かな学力と豊かな人間性」、学校キャッチコピーとして「確かな学びと“礼”のある教育」をかかげ、建学の精神のもとに、明の教育、和顔愛語の実践をさらに進め深めていこうと決意を新たにしています。同時に、「豊かな人間性とは何か?」「教養とは何か?」という問を生徒たちとともに考えていきたいと思っています。
また、110周年というこの節目の年に、平成10年に中学校と特別進学科から始めた男女共学を、普通科と情報ビジネス科にまで広げて、佐賀清和中学校と高校の全てが男女共学となりました。
高校は4月7日、中学校は4月8日に入学式を実施。新入生を迎え、高校生866名、中学生149名、計1015名の全校生徒が揃って、新年度の歩みが始まりました。コロナ禍にあっても、この歩みが希望へと続く創造的な歩み、そして豊かな人間性を育む歩みとなるように、と思っています。
2021年4月9日 校長 土井 研一