ごあいさつ

2022.02.16

2022年

戦後、世界の先進国に名乗りをあげた日本の三本柱は「国民の教育がしっかりしていたこと」「志を持った優秀な官僚たちがいたこと」そして「日本人はとにかく勤勉だったこと」と言われます。日本が誇るこの三つの柱。時代の流れの中で今や揺らいでいる柱があるかも知れませんが、いつの時代でも教育ほど大切なものはありません。この国の宝物である子どもたちに、どんな学びの機会をつくってやれるか、このことをいつも考えます。

佐賀清和学園は今年、創立111周年を迎えます。近代日本の歩みそのままに明治、大正、昭和を経て平成から令和と、時代の変化に対応して今日にあることを誇りに思い、改めて本学園の歴史と伝統の深さ、重さを感じております。

女子教育から始まり、佐賀県内ではいち早く中高一貫教育に取り組んだ本学園の建学の精神は「人間性の涵養」。教育理念は「明」。そして、生活実践は「和顔愛語(わげんあいご)」。学業の向上だけでなく、人として一番大切な教養・品格、礼儀・作法を身につけること。また「明」とは、自分自身へリフレインする「聡明であれ!」「明朗であれ!」という心のありよう。そして日常の合言葉は「常におだやかな笑顔と思いやりの言葉を」。これらは、まさしく本学園の〝不変の精神〟です

中学から高校時代。長い人生において、この時期ほど心身ともに成長著しい年頃はないと思います。清和で学ぶすべての子どもたちに身につけてほしいもの。それは、すべての人を大切に思えること。誰にも臆せずきちんと自分の意見が言えること。そして、何事にもくじけない強さと、学力に裏打ちされたたくましさです。勉学や部活など学園生活を送る中で、歓喜の達成感もあれば、時として打ちのめされるような挫折感を味わうこともあるでしょう。そのすべてが後々、「清和」に縁あった子どもたちの宝物になるような教育を心がけたいと思います。

※適宜、更新しておりますコラム「清和の窓から」「本のある風景」も同時に開いてもらえたら幸いです。


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