清和の窓から

2020.09.11

No.32  継続は力です!

第37回淸和祭が終わりました。新型コロナの影響で、例年とは少し違った形になりましたが、開催できてとてもうれしく思います。皆さんにとっても、一生、忘れられない、とっておきの思い出になることだと思います。

文化祭の展示、素晴らしいものでした。書道部や美術部の作品を一つ一つ鑑賞しながら思ったのは、続けて精進することの大切さです。一生懸命、努力すればこんな素晴らしいものが書ける、描ける、作ることができる。運動もそうです。あきらめず練習に励めば、素晴らしい技術が身につきます。そして、人を感動させることができるし、何より、これからの自分の人生を豊かにしてくれると思います。まさに「継続は力なり!」です。こう偉そうに言っている私ですが、私は何も継続できず、今になって反省しています。本当に後悔しています。

子どもの頃からいろんなものに興味がありましたが、何でも長続きしない。小学4年の時、有名な書家であった土肥春嶽先生の書道塾に。いつの間にか遠ざかって、今でも字が下手でコンプレックスになっています。中学では剣道部、柔道部、ブラスバンドでトランペット1年。中途半端で終わりました。高校に入って弁論部だけは3年間通し、県大会で2位。九州大会に出たこともあります。これだけ卒業アルバムに痕跡が残っています。

大学に入って、学生運動ばかりで「資本論研究会」に入ったのですが、面白くなく退部。下宿のおばさんの勧めで生け花小原流の稽古。その痕跡として免状が2冊。新聞社に入って、今度は野球部、記者クラブのラグビー部に。また、ピアノやギター教室にも通いましたが、ピアノはバイエル、ギターは「禁じられた遊び」がやっと。何一つ達成したものはない。

新聞社時代、30歳を過ぎてからジョギングを始め、毎週日曜日ごとに県内外各地のロードレースに参加。新聞社主催の有田から伊万里までタスキをつなぐ東西松浦駅伝で、私は当時有田支局長でしたが、有田体育協会の一員として最終区(相知駅から唐津神社)を走りました。「取材はせずに走った支局長」としてひんしゅくものでしたが、誇れる公式記録はこれと、阿蘇ロードレースで10㌔の部4位。

恥をさらしましたが、皆さんには私のような後悔はして欲しくないからです。何でもいい、好きなこと、興味のあることを続けてください。素晴らしい才能が開花し、喜びがずっとずっと皆さんの人生を豊かなものにしてくれるはずです。再度、継続は力、自信を与えてくれます。続けてください。

理事長 富吉賢太郎

2020.09.11


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